M-Audio KEYSTATION61 Mk3にバンドルされるソフト「Mini Grand」をLogic Pro Xで使用すると音が出ないという問題が発生……。
色々調べてみたら何とか解決できたのでご紹介します!
M-Audio KEYSTATION61 Mk3にバンドルされるソフト
KORG MICROKEY AIR-37のバンドルソフト同様に、M-Audio KEYSTATION61 Mk3にも多彩なソフトがバンドルされています。
ただ……音源などが沢山付いてくるのではなく、実際には「これが安く購入できますよ」的なチケットが多い……。
その中で期待していたのが「Mini Grandという有料ピアノ音源」です。
私の楽曲では何かとピアノを使うことが多いので、「Logic Pro X付属のピアノ音源より良いもの」があるといいな……と思っていました。
有名なピアノ音源で「Synthogy Ivory II Grand Pianos」というのがあるのですが、とても手が出るお値段ではなく……。
Logic Pro Xのピアノ音源の中にもYAMAHAやSteinway & Sonsを模したものがあって悪くはないのですが「より良いものが欲しい」、「より表現豊かで音が埋もれないものが欲しい」と思っていました。
そういう意味では有料ピアノ音源の「Mini Grand」に期待が高まっておりました。
音が出ない
早速Mini Grandを実際にインストールして、音を出して……と思ったら。
音が出ない……。
「ん? 何かインストール方法を間違った?」
と思い、再度インストールしなおしてみても音が出ません……。
音が出ないというのは少々語弊があるので訂正します。
実際には「プッ」とか「ポッ」という短い変な音が出ます。全くサスティーンせず、何かが変だと感じます……。
「これって、BUGかなぁ……」と思っていろいろ調べてみるも、特にそれらしきものが見つかりません……。
しかし、英語サイトまで検索を広げると……こうすると良いよというものが見つかりました。
対策ページを発見
実際にはYoutubeのページで、再生されている問題が私のものと一致するものを見つけました!
見つけた瞬間は「あった!」ですよ。
内容はLogic Pro Xではなく、「ProToolsでも同様の症状が出ており、私はこうやって直しました」という解説Movieです。
簡単に説明すると……
- DAWを落とした状態で
- Macのターミナルから二行の命令文を実行
- 再度DAWを立ち上げると、ちゃんと音が鳴りますよ!
これだけです!※コマンドは上記Youtubeサイトの説明文の中にあります。
早速やってみたところ……。
鳴った!
これで解決……と思っていたら……。
毎回入力が必要
一度Logic Pro Xを終了し、再度立ち上げると再び問題が発生……。
おひ……と遠い目に。
その後いろいろ試したところ、実はこのやり方だと
- Logic Pro Xを立ち上げる前に毎回ターミナルから命令文を入れる必要がある
ことが判明……。いや、それだと意味がないでしょ……。
- Mini Grandを使用する予定があるなら事前にコマンド
- Mini Grandを使った楽曲があるなら、開く前に毎回コマンド
って、面倒すぎる……。orz
困り果てて「M-Audioに問い合わせるか……」と思いながら色々探し回っていたら……。
Updaterが存在していた
Mini GrandのメーカーAIR Music TechのサイトにUpdateが存在しておりました。
よく見るとVer1.2.10。
Logic Pro Xを立ち上げてインストールしてある(バンドル提供されているインストーラーでインストールしたものの)Verを調べたところ、Ver.1.2.8。
おや? と思い、早速ダウンロードしてインストールしてみたところ
治ったー!
音もちゃんと出るし、Logic Pro Xを再起動させても問題ありません。
やはりインストーラーバグだった様です。^^;
実際の音は
結構良いです。頻繁に使ってしまいそう。
簡単なコントローラーが付いていますが、中でも左上のMODELで明るさを調整できる。ピアノの音の明るさは、楽曲によっては埋もれてしまうので、調整ができるととても便利。
複数のピアノラインを作ったとして、それぞれ別の音色に変えられる。
「Synthogy Ivory II Grand Pianos」に手が出せる様になるまでは、とりあえずこれを使って曲を作ることにしましょう。^^; ↓高嶺の花
↓今回ご紹介したソフトがバンドルされていたMIDIキーボードM-Audio KEYSTATION61 Mk3