DAWを始めるにはいくらかかる? も合わせてどうぞ♪




始まりは妻の一言

私は昔、音楽学校に通っていた、プロを目指したことのある人です。

故に8トラックのMTR(Multi Track Racoder)でDTM(Desk Top Music)をカセットテープでやっていた経験があります。^^;

しかし今は既に音楽から遠のき、もう本格的にすることはないだろうと思っていた矢先。妻の一言から再開することになりました。

──

「もう音楽やらないの?」

……へ? でした。w

「やっていいの? お金(初期投資)かかるよ??」

これまでにDTMの経験がある私は、音楽を始めるには相当なお金がかかる事が想像できました。

「自分で稼いだお金でやれる範疇ならいいんじゃない?」

「い、いいのか……?」

「いいよ」

その一言に、私の音楽熱が再始動したのです。

──

再始動というのが言い得て妙。何しろ、自ら封印していたのですから。




今のDTM環境って?

さて、音楽を再開していいという妻の一言から数日後。私はネットで最新情報をあさっておりました。

最初に疑問に思っていたのが「今のDTM環境ってどうやって作るんだろう?」です。

昔の経験があるので……

  • マルチトラックレコーダー(MTR)
  • 楽器
  • 音源ハード(ユニットタイプ)
  • その他諸々(MIDIインターフェースとかケーブル類)

が必要なんだろうとは思っていました……なんか歳がバレそうですが。w

早速DTMを検索。すると……

「DAW……? って何?」

何やらDTMと混ざってDAWという単語が表示されますが、チンプンカンプン……。

さらにDAWを検索すると……

「DAWとは、Digital Audio Workstationの略です」

とのこと。

「はぁ……」

理解できないままそのまま読みすすめると……どうやら、昔DTMと言っていたシステムそのものをDAWと言い換えているっぽい。なぜDAWと言い換えたのかまではこの時点では分かりませんでした。

まぁ、同じものと考えていいでしょう。さらに初心者向けのサイトを読み漁ると……

「え!? 今って音源もソフトなの!?」

……驚愕しました。

私の時代には「キーボードからMIDI出力して音源ユニットで鳴らし、それをAudioとしてMTRに取り込むのが当たり前」でした。故にDTM用とも言える、MIDIで鳴らせる音源ユニット(ハードウェア)が存在しており、RolandやYAMAHAなどがしのぎを削っておりました。

「ソ、ソフト音源……。それってどれほどのCPUが必要なんでしょう?」

ここで疑問が生じます。音データをリアルタイムで扱いながら、音声データもMIDIデータも扱うシステムって、どれほどのCPUやメモリーを必要とするのでしょうか……?

「あ、だからDAWなのね……」

疑問が渦巻く中、妙に納得。現在は全てがパソコンのみで完結するシステムらしい……。

あれ? じゃ、今のスタジオには卓(ミキサー)が無いの? という疑問が湧き上がりますが、解決しようが有りません。

因みに、私のPC環境はMac mini (Late 2012)。既に発売から8年を経過した古き友。これを16GBRAMに増設し、さらに内蔵HDDは1TBSSDに換装したオリジナル。これまでこの環境で不満を持ったことはありませんでした。しかし

「この旧モデルで鳴るんだろうか?」という疑問が拭えません……。




どれが良いのか?

考えていても仕方ないので、DAWソフト(シーケンサーなどが含まれる、全体を管理するソフト)を検索してみます。

「う〜ん、どれが人気なのかわからない……」

大量のDAW名が出てきますが、果たして自分に合うものがどれなのか、全く見当がつきません。そんな中、色々調べて自分の中で絞り込んだのが以下の3つ。

  • Apple Logic Pro X
  • Steinberg Cubase
  • Avid ProTools

因みに2018年のシェアは

  • 1位:Steinberg Cubase
  • 2位:PRESONUS Studio One
  • 3位:Apple Logic Pro X

でした。

さらにとあるサイトではDTM歴13年の方が

  • Cubase
  • Logic Pro
  • Studio One
  • FL Studio
  • Ableton Live
  • ProTools
  • Sonar/CakeWalk by BandLab
  • Digital Performer

「これらのソフトだったらどれでもいい」

という素晴らしい一言が。w

なら、後は自分なりに調べて決めても良い様子。

Apple Logic Pro X

Logic Pro Xはアップル製品なので色々と融通がきくのではないか? という安心感。つまり、純正だからこそ落ちにくい。落ちたときもアップルの対応が早いのではないか? と考えました。そして、無料ソフトであるGrage Bandの上位版みたいなものとの言葉で安心感がある反面、使ってみたらガレージバンドによく似ていて「それで良いのか?」という疑問も……。しかし、何よりも「安い!」これ重要。
24,000円。MacAppStoreで販売。

Steinberg Cubase

CubaseはYAMAHA系列Steingergから出ているDAWソフト。実は昔音楽をやっていた頃から生き残っていたのはこのCubaseとPerformerのみ。その頃全盛だったVisionは姿を消しており、新参者だったCubaseのみが生き残る(CubeaseとPerformerではシェアが比較にならないという意味)という生存競争を生き抜いたソフト。Steingergの名の通り元々ドイツの会社だったのですが、2005年にYAMAHAの子会社となりました。日本の楽器会社が扱っているソフトなので、使い勝手が良さそう。セミプロシェアはこれが一位。Logic Pro Xがなかったら個人的にはこれ一択で即決。

Cubase Pro 68,970円(税込)
Cubase Artist 36,542円(税込)
Cubase Elements 14,520円(税込)
の3種。比較情報が↓こちらにあります。
CUBASE シリーズ 機能比較

「機能比較」を見ると、今ならわかる。Cubase Pro以外は利用価値がない。むしろ何を目指して分けたのか? と思わせるほど。確かにCubase Elementsは「とりあえずやってみたい人」には入りやすい価格ではあるけれど……疑問が残る。Cubase Proには無料体験版が存在し、30日間限定でも結構な期間試すことが出来る。なら、Cubase Artistは何用なの? という疑問が残ります。

で、「使い物にならない理由」は以下のとおりです。

トラック数に制限があるか、無制限かの違い。

実は、実際に制作を進めながら「あれ、こっちの方が良いかな?」と試すことがとても多く、その際は現在のトラックを複製してEdit。元のトラックはそのまま残しておいて新しいトラックと聴き比べる、という事を良くやります。

故に、Cubase Artistの制限にあるMIDIトラック128なんて余裕で超えます。※個人的な意見です。

まぁ、あくまでも作曲とアレンジ、さらにマスタリングまでをDAWで行う場合の話ですが……。

さらにオーディオトラック64……ちょっと待て。Vocalのみがオーディオトラックだったとして、パートごとにテイクを取り直したらあっという間にトラック制限64なんて超えるのでは??

Cubaseの30日間体験版はこちら

Avid ProTools

ProToolsはプロ用と言い切っていい。何しろサブスクリプション(月ごとや年ごとにお金を支払う保守契約タイプ)なので。とてもではありませんが、このソフトを使っているからこそ儲けている様な状況でなければ使えません。ただ、プロユースだということで憧れの意味もあり、リストアップしました。

※永続ライセンス版というのがあって7万円。でも多分、サブスクリプションではないので、アップデートの度にお金がかかると思われる……。

無料で使えるPro Tools | Firstのダウンロードはこちら




結果的に選んだのは

Apple Logic Pro Xです。理由は以下のとおり。

安い!これ大事

なんと言っても安いです! さらに多くのプロユーザーも使っておられる代物。なら、私のような初心者には十分すぎるのではないか? というのが理由。前述しましたが、Logic Pro XがなかったらCubase一択だったと思います。

「一生使うから良いものを」なんて意気込みはこの際無視! だって、売れるなんて確証はどこにもありゃしない。なら、とりあえず「できる環境を安く整える」方が何よりも重要。その後もし稼げるようになるのなら、もっと上のものに乗り換えればいい。

そして、Macを持っていればMacAppStoreからいつでも購入できる。それはApple以外で販売していないので、どこかのサイトでセールがあって「あぁ、今が買い時だったか……」と後悔することもないという事。

実際に使い始めてから6ヶ月ほど経過しましたが……まだ知らない機能が多すぎる程に多彩……。これもいつかは慣れるんだろうけど。

そして、説明文はMacのみ。Macでしか使えないから「Winならこう、Macならこう」という分岐がなく、説明文は完全にMacのみの説明。これも初心者にはわかりやすい。

最後まで悩んだ対抗馬はCubase

やはりシェアやYamahaが扱っているという意味で、Cubaseを外せません。本当に最後まで悩み、Logic Pro Xに決める決め手となったのは、安さとAppleであることの安心感。

そして、あるページで読んだ一文

「店舗ではLogic Pro Xを売れない(Appleのサイトからしか購入できない)じゃないですか? だから、Cubaseをオススメするしか無いんですよ」

でした。^^;

なんかすんごい納得。




Logic Pro Xの多様性は?

実際にLogic Pro Xを使っていて……いや、多分DAWを始めた人全員が悩む「追加音源」などのプラグインについてです。

Logic Pro Xは「AU(Audio Unit)」というオリジナル規格のプラグインを使用できます。そして、このAUに対応しているプラグインは多彩。というか、AUに対応していないプラグインは今の所見たことがありません。

Macそのものが音楽ユーザーに多く利用されていることもあり、プラグインメーカーもAUとVST(その他の標準規格)には最低対応しとけ、みたいなものなんだと思われます。

そのため、高価なプラグインを購入したとして。VSTに準拠していれば多くの場合は、別のDAWソフトに乗り換えても使い続けられますし、Windowsに乗り換えても使えます。※再オーソライズが必要。

なので基本的に「AUとVSTに対応している」ものを選べばOK!




Mac mini (Late 2012)でも動く

不安と期待の入り交じる中、ダウンロードを終えて起動。

「あ、Garage Bandじゃん……」

と、何より先に思いました。何しろインターフェースはほぼ同じ。一体何が有料なのか? と思えます。なんか拍子抜け……。^^;

でも動く。16GBRAMで1TBSSDに改造しているとは言え、Mac mini(Late2012)でも問題なく動いています。簡単にチュートリアルを行い、曲を作ってみても全く問題ない……。

「あ、MacBook使っている人多いんだっけか……」

テレビや動画で見るLogic Pro X使いは、多くの人がMacBookを使っています。そう考えるとMacとの相性は良く、結構低いスペックでもいいのかも……。Apple純正ソフトはやっぱり意味があったのか……と思えます。

※Mac mini(Late2012)はCore i7搭載のMacなので結構息が長く、本当に助かっています。^^;

Logic Pro X最低システム条件はこちら

その後、現在5曲を並行して作りながら様々な機能を覚えていっているのですが……まだまだ知らないことばかりの多機能ぶり……。

そして一度タガが外れた音楽熱は徐々に増し、後々有料プラグインをどんどん追加したりすることで遂にMacの力量不足が始まるのですが……それはまた別のお話で。^^;

 

「Mac使いでDAWを始めたい? なら、Logic Pro Xでいいんじゃない?」

 

私ならそう答えます。※Cubaseを一度も使ったことのない人の意見です。^^;

 

↓実際に始めるとして、何が必要なのか? いくらかかるのか? を書きました。

DAWを始めるにはいくらかかる?ソフトやハードは何を選ぶ?